
(冬場に綿毛を付けたベニバナボロギク)
もはや通常と見做されているのか、今年の秋、冬の高温多雨はあまり話題になっていませんが、かなりの異常気象です。
峯山で実感した最初は菜の花の発芽状況です。例年通りの発芽で最初は順調なので安心していたらアッという間にほぼ全滅しました。原因は、時ならぬ頃に大発生した虫による食害です。
その後二度も種まきしましたが、生えては食害の繰り返しで、今は所どころ何とか育っている状態です。菜の花は冬場に成長するので一縷の望みを持って眺めていますが、昨年のような見事な菜の花は無理そうです。
ベニバナボロギクにも異常が起きています。この時期は出てこない筈なのに、今また鎌首を持ち上げて花を咲かせ、あろうことか、綿毛までつけている始末です。見つけ次第に退治していたら、メンバーの一人のうせいさんが、「うまい雑草、ヤバイ野草」という本を見せてくれました。何とこの本の中にベニバナボロギクが、東南アジアでは食用として好んで食べられているとあります。うまいと分かれば大勢のひとが始末してくれるので労せず駆除できると言いますが、ホントでしょうか。
今年の初夏に、ベニバナボロギクの綿毛が地吹雪のように飛散しているさまを見た私にはとても信じられません。先日、断固駆除しようと見える範囲の花を刈り取りました。本によれば丁度食べごろらしいですが、とても食べる気にはなりません。
令和に入って未曾有の災害が何度も発生しました。中世だったら即改元ものです。もっとも数十年に一度クラスの災害が毎年続いていますから、その都度改元する羽目になりそうです。
でも、元号なんて世界的には通用しませんから別に支障はないでしょう。せっせとゲンの良い元号に変えたらいいのです。