里山エッセイ・鎌倉峯山の四季

峯山の四季折々の状況と活動内容をお知らせします。

200828そうめん

そうめんとひやむぎ、どちらがお好みですか? 私はひやむぎ派です。とにかくいろいろなものをトッピングして食するのが我が家の流儀です。やや特異なのが茹でたなす、いんげんなどの野菜類です。意外にもこれがめんに合います。意味不詳ですが「こ」といってます。どうやらふるさと上州の風習のようです。
本来これらにミョウガを添えるのが正式?なのですが、今年はまだ登場していません。それというのも、峯山の産出品を期待しているからです。峯山ではヤブミョウガは蹴飛ばしたくなるほど生えていますが、普通のミョウガはたった二か所しか出てきません。
峯山のものは秋ミョウガらしくお盆を過ぎないと芽を出しません。地元の古老の話では、桔梗山にミョウガの群生地があったとのことです。峯山でもと思っているのですが未だ成果が上がっていません。そんな訳で今のところミョウガ無しのひやむぎというわけです。物足りませんねぇ。
畑での経験では、ミョウガはやや日陰を好むらしく、放っておくと木陰の方に移動していきます。
案外デリケートな植物なのです。
ミョウガは大好きですが、摘むのは苦手です。茎をかき分けながら探すのですが、蚊の猛襲を受けます。蚊は真夏の暑い時間帯は涼しいところで昼寝をしています。ミョウガの生えている場所は蚊にとって格好の安眠場所です。そこをかき分けるのですから大変です。ヤブ蚊の集中攻撃を覚悟しないといけません。しかし、自生の香り高いミョウガの魅力には勝てません。蚊ごときに屈してなるものかと探し回るこの頃です。
どこかいい場所を見つけて、夏ミョウガの根をこっそりと植えつけてみましょうか。そうすれば7月から9月まで、あの独特なミョウガの香りを楽しめます。

200810タムラソウとミズヒキ
(アキノタムラソウとミズヒキ)

200818チジミザサ
(チジミザサ)
今年は8/7が立秋でしたから旧暦ではすでに秋となります。
草刈りをしていると、そろそろ秋を思わせる草花が目に付くようになります。アキノタムラソウ(写真①)もその一つです。武蔵野を代表する秋の草ですが、どういうわけか今まで峯山ではあまり見かけませんでした。
ところが昨年あたりからあちこちで群生している姿を散見するようになりました。植生は毎年姿を変えます。今年はチジミザサ(写真②)が繁茂しています。背丈が低く歩く邪魔にならないので、カキドウシ同様にグランドカバーに好ましいと思っています。
ただ、この草は秋になり茎を伸ばして花を咲かせると実をつけますが、この実が衣服につくと厄介です。いわゆるひっつき虫というやつです。代表的なのはイノコヅチとかセンダンクサです。これらがズボンや手袋につくと外すのに苦労します。気にしなければどうってことはないのですが、気にしだすと「このやろう」などと云いながら最後の一粒まで指先で外す羽目になります。
そんな厄介者をじーと観察したスイス人のメストラルはマジックテープを開発して企業化しました。ノーベル賞ものといっていい成果です。
このやろうなどと云いながら無駄な時間を浪費している人との差は何でしょうか。多分、自然界の仕組みから何かを学び取ろうとする意識の違いでしょう。
いま私たちは、山全体が竹藪化するのを防ぐため竹や篠竹の駆逐に精をだしています。しかし、駆逐だけが解決法なのか一度立ち止まって考える必要がありそうです。むしろ有効利用する方向を考えるとか、ウイズコロナの時代にふさわしい方法はないものか?
いや、いやこんな事を考えるのは、余りの暑さに頭がボケたせいなのかもしれません。 

200726蚊遣り


もうふた昔も前の話しですが、加賀白山に上る前日に泊まった温泉宿でのことです。
若いオーナー夫妻と、その幼児ふたりと一緒に屋外で食事をとりました。食事中に、子供の顔にとまった蚊を見つけた母親が、あろうことか虫よけスプレーを顔に吹き付けたのです。無農薬の自然農栽培をしていた私には想像できない光景でした。聞けば、いつもそうやっていると涼しい顔して答えてくれました。
以来、安心して?私も農作業時に虫よけスプレーを使うようになりました。確かに快適に作業ができます。ただ、ケチな性分の私はスプレーを吹き付けて使うのはムダが多いような気がして一計を案じました。先ず左手の掌に吹き付けます。その手で顔の左半分を撫でまわし、次にもう一度吹き付けて今度は右手の手首と指周りを撫でまわします。ついで右手の掌で同じことをやります。つまりスプレーを4回吹き付けるだけで蚊よけ対策が終了します。これで8時間は蚊の心配なしに作業に専念できます。
ただ昼飯のときに蚊がプンプン飛び回るのは不愉快なので、やぶ蚊xxxというやつを周りに吹き付けておきます。これで蚊遣り対策は完璧です。
峯山の整備を始めた4年前には蚊は殆どいませんでした。それが今では普通に飛び回っています。生物多様性がもたらす負の効果です。蚊は主に花の蜜や樹液を吸って生きているそうです。ただ、メスは産卵のための栄養源として吸血するそうです。つまり、血を吸わせてくれる生き物がいないところでは子孫を残せません。吸血対象としては人間が一番のお得意さんでしょう。そのトンマな人間が完全武装してきたのでは、蚊一族としては子孫を残せるかどうかの大問題です。これは生物多様性と作業効率の二者択一という大命題に発展することを意味します。話しがモスキート級からヘビー級に飛んでしまいました。

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