201230門飾り


写真は、我が家の正月の門飾りです。
左右の門柱に例年の通り峯山から切り出した竹を加工して取り付けました。
ところが大失敗です。新年そうそう恥をさらすことになりますが、参考までに経緯をお伝えします。
まずは、頃合いの太さのきれいな竹を見つけて適当な長さに切って家に持ち帰ります。寸法を決めて両端を揃え、花入れのための窓を開けます。この時に最初の異常を感じました。竹の内側がかなり汚れています。腹黒い竹はお目出度くないから止めようかと思ったのですが、すでに30日、まあ、こういうこともあるかとそのまま加工を進めたのが失敗でした。
完成した後、松にロウバイ、彩りにセンリョウを差し込んだところまではよかったのですが、筒に水を入れたら何んとジャーと水が落ちてきます。ポタポタではなく殆ど素通り状態です。
慌てて筒を覗いたら、底に1mm程の穴があいています。3本作ったのですが全部がそうなっています。虫食いの竹だったようです。こんなことははじめてです。

しばらくぼんやり眺めていました。今さら作り直す余裕はありません。さあどうするか。
この時に浮かんだフレーズは次の通りです。
1,お前の目は節穴か。今年は門飾りを止めてしまえ。
2,この一年を象徴する出来事ではないか。こんな底の抜けたものは放り出してしまえ。
3,穴があいて先が見えるのはレンコンと同じで縁起物ではないか。
結局3案を採用し、ドライフラワーになるのを承知の上で使うことにしました。
果たして、この門に福は来るのか。取り敢えず、節分に福は内と大声で叫ぶことにしますか。
教訓:何事も見かけで判断してはいけない。中身が大事だ。