201223焚き火
写真は、峯山の麓にある畑での焚き火の様子です。
焚き火は県有地や市有地では出来ませんが、農地では制限付きながら認められています。
焚き火は人間が火を取り扱うようになってからの知恵が詰まっている奥深いものです。
ただ、現今は火の扱い方が等閑視されています。人が生きていくためのキホンのキですから、本来ならば子ども学習の必須項目のはずですが、やたらと火を危険視するだけの風潮があります。
学校がやらないならば、ボランテイアの出番ですが焚き火をやる場所がありません。また、野焼禁止条例が正しく理解されず、焚き火そのものが違法行為のように見られています。火や煙を見るとすぐに警察や消防に通報する人も少なくありません。
このままでいくと、人間のサバイバル能力は低下する一方です。ここ数十年の間に起ると想定される大地震がきたら、人はどうやって生きていくつもりなのか甚だ心もとないものがあります。
私の焚き火好きは幼少期からのものです。炎や煙を眺めているだけで無心になれます。おまけに最後には放り込んである焼き芋を得られるのですからこんな楽しみはありません。
今回は、金木犀と杜仲茶の剪定枝を燃やしたので、それなりの匂いが芋に移っています。焼き芋をうまく仕上げるにはかなりの技量を要します。芋の大きさ、火加減はその都度違うので全て勘に頼ることになります。つまり経験を積まないと習得できません。
焚き火と焼き芋を学習項目に加えれば、サバイバル能力は格段に向上します。教育のデジタル化などより緊急性は高いと思うのですがどうでしょうか。
それと、焚き火の技能検定を行い、有資格者には公有地での焚き火を認めるようにすべきです。
そうすれば子どもに教えることも容易になります。