
(写真①)中途半端な切り方

(写真②)排水路と立て札

(写真③) 抉られた道
写真(①)は、散策路脇の篠竹です。
通りがかりの誰かが邪魔になる篠竹をカットしたものでしょう。良かれと思った作業でしょうが危険この上もありません。子供が転んで目にでも刺さったら大変なことになります。
実は私も被害者の一人です。鎌で薮を刈り取っていた時に篠竹の先端が目のふちに当たりました。高さ1m程のところでカットされていました。しかも斜めに。
幸い眼鏡をかけていたので事なきを得ましたが、もし裸眼だったらと思うとゾッとします。
根元からカットされていればいいのですが、そうでなければ何もしてくれない方が安全です。
危険排除を兼ねて、年に何回か散策路の両脇を草刈機で刈り取っていますが、全てをカバーすることはできません。歩行の際には気を付けて下さい。お子さんが走るのは止めさせて下さい。
写真(②)は、散策路の途中に設置してある排水路です。これが無いと山に降った雨は、全て散策路に集中しかなりの勢いで流れ下ります。台風19号の被害をみれば分かるように水の威力は侮れません。写真(③)は、えぐり取られた散策路の様子です。
これを防ぐため、時々排水路の溝浚えをするのですが、この溝が塞がれることがあります。ある時は、篠竹を刈り取って束ねて、それを溝に突っ込む念入りなことがされていました。
さすがに困って、排水路の意味と、溝を塞がないようにとの注意札をたてました。以来それは無くなりましたが、これも歩行しやすいようにとの善意で行ったことでしょう。
人の行為と考え方は様々です。我々のやっていることも、ある人には迷惑なことかもしれません。
山で迷う人がいるので、大事な分岐点には案内標識を立てていますが、これが引き抜かれることがあります。しかも同じ個所が何度も繰り返されます。腹が立ちますねえ。
相手の意図は分かりませんが、イタチごっこを承知の上で、めげずに立て直しをしています。
善意が万人に受け入れられことはないという象徴的な出来事です。