2005タラノ木

2005アシタバ
峯山にも山菜のたぐいの植物が何種類かあります。
フキノトウ、タラの芽、ノビル、アシタバなどの他に菜の花も自生しているので山菜といってもいいでしょう。
山仕事の帰りにちょっと摘んでいくと、季節の香りを感じると同時に山の恵みに感謝し、また山仕事を頑張ろうという気にさせます。私たちのささやかな楽しみの一つといえます。
写真①は、タラノ木ですが、普通のものと違い、芽を食べるのではなく展開した幼葉を収穫します。それを知らない誰かが、木の頂上部をバッサリと切ったようです。これでは木が枯れてしまいます。
幸いにも時期が早かったので新芽が再生しましたが危ないところでした。
写真②は、アシタバの無残な姿です。昨年の秋に根元から切られていました。明日葉という位ですからすぐに新芽が出ると思っていましたが、春の季節になっても出てきません。
秋に根元から切ってしまえば、葉が一枚も無くなるので枯れるしかないのでしょう。
一番ひどいケースでは、何本かあったサンショの木が根こそぎ掘り取られたことです。
山菜採りの基本のキは再生産可能な状態にしておくことです。
コロナウイルスでは実効再生産数を1以下にすることが肝要ですが、山菜採りにそれを適用されたのでは困ります。それでは山菜が根絶やしにされてしまいます。
もっとも、のうせいさんに言わせれば、大抵の植物の新芽は美味しく食べられるそうですから、これらが無くなっても心配ないかもしれません。私が目の敵にしているベニバナボロギクでさえ、南国では常食しているといいます。
ベニバナボロギクをせっせと引っこ抜いてくれるのなら大歓迎ですが、ほかの山菜は自分一人のものでは無いことを自覚して欲しいものです。盗掘など論外です。