201124峯山膳

峯山で採取できる主食になりそうなものを探してみました。結果、ナッツ類に落ち着きました。
栗があればよいのですが、栗の木の大木はありますが肝心の実が落ちていません。それでドングリを試してみました。
・スダジイ:生食できて美味しいというのでいきなり齧ってみました。とんでもない、吐き出しました。ネット情報もあてになりません。
・マテバシイ:これはうまい。10分空煎りして食べてみると、ほのかな甘みもあります。実も大きいので主食候補です。ただ、日がたつとかなり硬くなります。
シラカシ:炒っても食えない。多分何度もアク抜きが必要な様子。
コナラ:炒ると少し渋みがあるが何とか食べられる。
クヌギ:アク抜きが大変との情報があるので今回は試さなかった。
この体験から、次のものを作ってみました。
1、縄文ビスケット:コナラの実を炒った後殻をむき粉にする。これに半量の小麦粉を混ぜてビスケットにする。塩味のものも作りましたが好評でした。
2、縄文団子:マテバシイを生のまま殻を割り、粉にする。これに半量の米粉を加え団子状にして10分蒸した。好みできな粉をまぶして食べる。
これらを峯山酒の試飲会に持参し、野草調理品と一緒に食べてみました。十分弁当代わりになります。写真上は峯山酒、下左は野草料理、下右はクッキーと団子です。
結論として、食べ物を得ることがいかに大変か、縄文人の気分が味わえたことが一番の収穫でした。
お酒は別として、一緒に作れば子どもの食教育に役立ちそうです。