ターザン
(写真① ターザンごっこ)

リンボウ_2
(写真② リンボウダンス)

一本橋
(写真③ 一本橋)
山頂から西に下るとゆるやかな斜面の雑木林に入ります。以前、ここには大きな山桜から太いふじ蔓がぶら下がっていました。
ここは、子供たちの一番人気の遊び場で、大勢の子がターザンごっこをしていました。(写真①)
子供だけではなくリーダーらしき大人までもぶら下がるので、さしものふじ蔓も耐えきれず、ある日山に入ったら下に落ちていました。子供たちのガッカリした顔が目に浮かんだものです。
この斜面の先には、峯山広場という100坪ほどの平坦地があります。
ここに、こんな遊びを知っているかなと思いつつリンボウダンス用の竹杭を立てたことがあります。
子供は新しもの好きです。果敢に挑戦していました。(写真②)
しかし、いつの間にか横棒が固定されてハードル遊びに変身していましたので引き抜きました。
キケンな状態を放置するわけにはいきません。しかし、子供たちは何がなくとも工夫して様々な遊びを考えだします。大人が提供するのは、安全な場所を確保してあげるだけで充分なようです。
雑木林と広場の間には空ぼり状の地形があります。ここに伐採した手頃の杉の木を一本橋のように渡しておいたら喜んで渡り始めました。(写真③)
雑木林には、クヌギやコナラの幼樹を植えてあります。これらが育ち、樹液を出すようになったらクワガタやカブトムシが寄ってくるはずです。それに釣られて子供たちも寄ってくるでしょう。
子供が集まれば大人もついてきます。そうやって峯山周辺が賑やかになれば、なかには山仕事を手伝うかと思う物好きも出てくるでしょう。つまりは将来展望が開けるといういうわけです。
今では、山桜の保護活動と共に、子供たちが安心して遊べる場所の提供が、鎌倉峯山の会の大きなテーマとなっています。