
写真の草をAI植物図鑑で調べてみるとヤブガラシの他にサンユウカも候補として出てきます。ヤブガラシは葉の形から、サンユウカは花の形から推定しているようです。
葉の形や付き方はヤブガラシそのものですが、花は全く違います。サンユウカは、花の形は同じですが印度原産のキョウチクトウ科の常緑低木とありますのでこれも違います。
この草は、峯山のアジサイに絡まっていたツル性のものでした。何人かで取り除いていましたが、そのうちの一人が、このヤブガラシ、いい花がついているねといいます。差し出されたのが写真の草です。咲いていたアジサイの花によく似た花がついているので、それが付いているかと思いきや、ちゃんと花として咲いています。家に持ち帰って調べた結果が前述の次第です。
気になって後日現場に行って見たのですが、同じ草は見つかりません。頭上にテイカカズラが沢山咲いているので、この幼木かとも思ったのですが、その気配は一切ありません。
そこで、あれこれ妄想しました。その①が、ヤブガラシの擬態です。とにかく畑や花壇での嫌われ者ですから見つかり次第排除されます。生命力旺盛な彼らは、これに対抗して取りついた草花と似た形に擬態することで子孫を残す戦略を取っているのではないか? そこで、「植物の擬態」でネット検索してみたら、驚くべきことに実際にそのようなツル性植物が存在することを知りました。ヤブガラシの例はありませんでしたが可能性は排除できません。
その②は、これは新種ではないか? 最近の新聞記事で上皇様がハゼの新種発見とありました。それを引き合いに出すのは恐れ多いのですが、あり得ないことでもありません。また見つけたら、引き抜かずに大事に育てて様子をみることにします。峯山で新種発見となれば一大事です。山全体が保護区となり立入り禁止となるかもしれません。それはちょっと困るので妄想であって欲しい。
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