210523峯山広場

写真は、峯山で行われた子供対象のイベント風景です。リンボウダンスに挑戦するもの、当日作成した竹製のけん玉に熱中するもの、篠てっぽうを撃ちまわるもの、こういう姿を見るだけでこちらが元気を貰えます。
先日、ヒューマニエンスというTV番組で人間学の新しい知識を得ました。殆どの生物は、生殖機能を失うと一生を終えるそうです。極端な例では、鮭は産卵を終えると死に絶えて、他の生き物のエサとなります。ところが、人間だけは生殖機能が停止しても数十年生きながらえます。この突出した寿命は、どうやら子育てのために獲得したものらしいのです。つまり、一人前の人間を育てるには、親世代だけでは足りず、ジジ・ババ世代も参加させる必要があるということです。
これは、子育てに限定されるものではなく、文化全般の継承にも関与することを意味します。ところで、峯山の会の活動主体は、第一段階の整備はほぼ完了したので、今後は現状の維持管理にシフトしようとしています。しかし、この地味な活動はモチベーションを保つことが難しいです。そこで、今後は青空保育のためのサポ―ト役に徹しようかと先日話し合ったばかりです。
そのことを励ますような前述の番組内容でした。次世代のために役立つ活動を行うことは、人間として与えられた大事な使命を果たすことでもあります。
何やら崇高な使命感を感じますが、ヤマザクラの保護活動も、峯山のみどりの保全活動も豊かな自然を維持管理する極めて当たり前の文化継承の作業です。今後ともジジ・ババの役割をわきまえながら活動に精を出すことに致しましょう。
このように書くと、メンバーはジジ・ババ世代だけかよ! と云われそうですが、会員の70%は現役世代で中には中学生もいます。今回は、やや陰りの見えるジジ・ババ世代へのエールであります。