雑草の名前
雑草という名前の植物は無いとは、さるやんごとなきお方のご発言ですが、ここでは、草刈りの対象となる草々のことと思って下さい。
これから本格的な草刈りの季節となりますが、峯山の竹藪の跡地に生える草々は、畑に生える草とかなり違っています。
何も知らずに刈り取ってしまうのは申し訳がないので名前を調べることにしました。スマホのソフトにAI植物図鑑というのがあると知り早速ゲットしました。
知りたい植物をパチリと写真撮影すると瞬時に名前と詳しい内容が表示されます。いつも見かける草の名前が分かると、フムフムと納得して作業を進めることができます。
余りに簡単に名前が分かるので、少し心配になりテストの意味で、ネムの木の幹を撮影してみました。トックリランと出てきました。?と思い、角度を変えて撮ると今度は幸せの木と表示されます。木肌だけでは情報量が少なすぎると思いますが、どうやらこのソフトには断定癖があるようです。
「多分・・・」とか「・・・かも知れない」という奥ゆかしさとは無縁のようです。
どこかの国のリーダーの発言のようで、ややうさん臭さを感じます。とはいえ便利なことは便利です。「・・・かも」と思い撮影するとキッパリと断定してくれるので安心できます。
ただ困ることもあります。先日ごくごく小さな白い花を咲かせている草の群落がありました。知らべてみるとキュウリグサと出てきました。名前が分かると愛着もわきます。まあいいかと刈り残しましたが、草刈りには草刈りの目的があります。目的を逸脱する心配があるのです。