写真① ベニバナボロギク
ベニバナボロギク

写真② ヤブミョウガ
1908薮ミョウガ3
写真③ ヤブラン
1908薮ラン
9月に入りました。暦の上では秋とはいえ、残暑は相変わらずです。汐見台にはベニバナボロギク(写真①)が大発生し、この駆除に手を焼きました。背丈が1m程なのでだまされました。実は2mを越えたものが倒伏し、これが釜首を持ち上げていたのです。もっと早めに駆除すべきでした。
8月半ばには、白い綿毛がまるで吹雪のように風の中で舞っていましたので来年が恐ろしいです。
先ずは、釜首部分を草刈し、このあと草刈機を縦に振って倒伏した茎をぶった切りして、ようやく根元を刈り取りします。炎暑の中の重労働です。これほど熱心に作業を行うのは、このあと菜の花の種まきをするためです。
汐見台は、真竹を皆伐して海が見えるようにした場所です。放っておくとまた元の立派な?竹藪に戻ってしまいます。竹を切ったあとに菜の花の種まきをすると竹の子発生を抑制できます。その上、桜の季節に菜の花が咲き競うので景観的にも喜ばれます。
ボロギクを退治すると、周りのヤブミョウガ(写真②)の白い花が目立ってきました。やや日当たりの悪いところに、これも大発生しています。ツユクサ科の植物なので、食べられるミョウガは出てきません。ただ、花の後は美しい青紫色の粒が目を楽しませます。
邪魔になるヤブミョウガを刈っていたら、日陰を好むヤブラン(写真③)が涼しそうな花をつけていました。こちらは秋が深まると真っ黒な数珠状の実をつけます。また、ミズヒキソウも花をつけ初めています。
空気は暑いです。でも草刈りをしていると、こうした草花の微妙な変化がよく分かります。秋は確実に忍び寄っている気配を感じて、一時暑さを忘れさせます。