
(成長したフジバカマ)

(ホタルブクロ)
6月ともなれば、草刈りの最盛期となります。この時期には、雑草の他に篠竹や真竹の竹の子も出てくるので毎日でも草刈りをしたくなります。
ただ、畑では障害物は殆どないので草刈り機を大きく振り回して効率よく作業が出来ますが、山ではそうはいきません。竹や木の切り株が潜んでいたり、なぜか思わぬところに道路標識があったりして油断できません。無造作に振り回すといわゆるキックバックが起きてひどい目にあいます。そこで、慎重に少しづつ刈るので結構時間がかかります。
その上、スマホにAI植物図鑑を入れたので、気になるものはパチリと撮っているのでいっそう遅くなります。のんびりと作業をしているので発見も沢山あります。最近では絶滅危惧種に指定されているフジバカマに気が付き、作業を止めて周りの草引きをやりました。驚いたことに日当たりがよくなったせいか急に成長し、3日も経たないうちに背丈が倍にも伸びました。汐見台のノコンギクも春先に刈り残しておいたら今では40cm程に伸びて群落となっています。
まだ手を入れてない斜面にはホタルブクロがあちこちに咲いています。雑草の中に生えているのでむやみに背が高く、本当にそうなのか持ち帰って調べるという人がいましたが、間違いないようです。
樹木としては、これも日当たりがよくなったせいか実生苗があちこちに出てきています。一番多いのはアカメガシワ、カラスザンショ、ニワトコですが、カエデ、エノキ、クサギ、クワ、ヒメコウゾ、それと桜類が目立ちます。桜類は、AI植物図鑑によれば、里桜、スモモと断定されています。
これらは、今整備中の作業路であるこかげ道の木陰用にせっせと移植しています。10年も経てば立派な緑陰を作ってくれるでしょう。
今、しょうちゃんがヤマユリの周辺の手入れをしていますが、これは2年前に市職員がボランティアで植え込んだものです。数年後の峯山がどのようになるのか楽しみなことです。