写真① 読み聞かせ 2017/9
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         写真② オロチ桜発見 2017/5 
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               写真③ 倒木 2016/12
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オロチ桜と命名した大木のもとで、読み聞かせをしているこの光景(写真①)に出会った時の感動は鮮明に覚えています。一言でいえば「苦労の甲斐があった」です。
写真②は、2017/5月のオロチ桜の様子です。峯山全山を覆う3m近い篠竹を全て切り払う覚悟を決めて取り掛り、先ずは作業路の確保のためひたすら山頂に向かっていた時、この姿を発見しました。藤蔓に締め上げられて悲鳴を発しているよう見えました。このままでは枯死してしまうのではないか。実際藪の中で立ち枯れたり、倒伏している木を何本も見ているのでそう思うのも当然です。
あちこちを籔越しに透かして見ると、山桜らしい木が何本も見えてきました。その時、峯山は桜の山ではなかったのか、地元の人たちがここで花見をしていたのではないか、と次々に想像が膨らんできました。
私たちは、各地の桜の見物によく出かけます。しかし、地元の桜を放っておいて桜見物でも無かろう。我々の世代でこの山桜を朽ちさせてよいわけがない。ここから峯山の会のモットーである「山桜を後世に残そう」が生まれました。
もともと、峯山に関わりを持ったのは、自分たちが歩く山道は自分たちで歩きやすくしようと、いわば気紛れで始めたことです。そんな気分を吹き飛ばす出来事が、倒木の下を潜り抜けている子供たちを見たことです(写真③)。急遽「キケン」標識を取り付け、ここを迂回する巻き道を急造しました。しかし、ここは公有地です。近隣の賛同してくれた方数人と共に市と県にボランティア登録しました。活動を始めたのが2017/1月のことです。以来、子供の安全確保を優先させながら精力的に活動を行っています。
前説はこのくらいにして、次回から峯山周辺の四季を歩きます。なお、下記URLでMAPを印刷しておくと理解しやすいです。http://mineyama.sakuratan.com/%e5%b3%b0%e5%b1%b1map/